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避難所で寝る

何度か毛布の配布がされたが、やはり全員に行き渡るということは難しい。
元気な我が家は早々に諦め、持参の3枚の毛布と1枚のタオルケットで凌ぐことにする。
まあ、もともと着込んでいるし、十分、十分!と思っていたが、
夜が深まるにつれさすがにしんしんと冷えてくる。
3月の東北のことである。しかも夕方は雪もよいであったし。
起きているならともかく、寝るには応えそうな寒さだ。

準備のよいお宅は敷布団、掛布団まで持ち込んでいる。
どうも、避難所に来ることに迷いがあって「帰れるなら帰ろう」と思ったのが悪かった。

家族四人、各1枚ずつのそれを、敷くか、掛けるか、
結局、体に巻きつけるようにして横になる。
ハイネックのユニクロヒートテックシャツの首筋あたりには貼るカイロを張った。
ここが温かいとだいぶ楽になるから。
インフルエンザの感染予防に、と持参したマスクもしたままだ。


お隣の友人一家もそうだが
同じ教室のほかのお宅も「寝れそうにない」と言っている中、
「私、普通に寝られそうなんだけど」
と言っていたうちの娘が、私の隣でなんともう寝息を立てている。


マジですか。


「史穂ちゃん、もう寝てるの??」

お隣の息子がびっくりしている。
8年間ピアノを教えてくれた、娘をよく知る友人は、さもありなんと笑っている。

「二日連続スノーボードに行ってたからね~^^;」

なんて、
思わず
しなくてもいい言い訳をしている私でした。




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