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早耳

ガソリン、水


これは何としても必要だったものだ。

電気が復旧してもこれは手に入れなければ生活できない。



この調達には夫が大活躍した。


なぜか彼はついている。
非常についている。
もともとついている人だなんだけど(笑)
今回もそのとおりであった。


まず水。

これは継続的に入手せねばならない。
生活用水は浴槽にあるが
トイレや簡単な洗濯である程度減っているし、
飲み水はしっかりためておきたい。
給水車情報で朝一番で出かけるも
「いつ来るかわからない」
という。
仕方なく、ほかの人がしているように、給水用のジャグを一つ
順番待ちの列に置いて戻る。

その日は次の奇跡が起こり、
水を確保することができたため
夕方夫がジャグ回収に向かったところ
「〇〇小学校では普通に水が出るらしいよ」
というほかの人の会話を耳にする。
半信半疑で向かってみると
なんと外水道でジャンジャン水が出ている。
しかも蛇口が8つ!
だれも並んでいない!

なぜか仙台市の生活情報でも流れていない情報だった。
ただ、この時の会話を仙台市の職員が聞いていてその人に詳しく聞いていたので
すぐに情報が流れるだろうと夫が言ったとおりラジオで伝えていたが、
何しろ蛇口8つですからね、これはすごい。

というわけで水の確保は確実となった。
やれやれ。

ただ、欠点はこの小学校が少し遠いこと。
いや車で15分くらいの距離、普段なら何でもないけれど
ガソリンを無駄にしたくない今はそれも惜しい。


そしてガソリン、
基本的に2台とも最近給油してあったので危機的な状況ではなかったが
減る一方なのは不安だ。


これについてはミラクルが起きる。

このころ給油待ちの列は数十キロが当たり前。
この列はあそこのスタンドかな?
というのがほとんどはずれで
その先の先の先の先のスタンドから続く列
なんてことばかり。
8時間待ちとか、夜中から並んでいるとか当たり前。
その挙句限定10リットルなんていうのだから本当に大変だったのだ。

ところが夫が水を確保してきたその日、
行きに通りかかったとき、
緊急車両限定との看板を掲げていてロープを張っているため
行列のないスタンドが、
帰りに通りかかったときロープを夫の目の前で外し始めたのだ。
急停車し声をかけると、
なんとOKとのこと!

信じられないミラクルで
それでも10リットルだけだったけれど
待ちもせずに給油できた夫を
ついている
といわずに
何と言おうか。

「これは人のために役立てと
何かに生かされているってことだろうな、
このお返しはせにゃならん」


そのとおり、彼はいま自分の専門性を生かし
頑張っています。
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コメント 2

どぼちょんぱぱ

運というのはあるものですね。
でも、それに感謝することが次の運を手にできるんだと思います。
by どぼちょんぱぱ (2011-05-22 20:21) 

500円

どぼちょんぱぱさん

そうですね。感謝の気持ちを忘れないでいたいです。
by 500円 (2011-05-25 13:26) 

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